AdSenseの自動広告を出しているけど、特定ページでは出したくないという場合があります。
一般的にはAdSenseの管理画面から除外設定を行うのですが、階層構造ではなくURLの文字列パターンでまとめて設定したい場合、AdSenseからでは設定できません。
例としては以下のような形です。
//AdSense管理画面から一括で除外指定できる
https://lemon-no-iremon.com/mikan/juice
https://lemon-no-iremon.com/mikan/bako
https://lemon-no-iremon.com/mikan/gummy
//できない
https://lemon-no-iremon.com/mikan-juice
https://lemon-no-iremon.com/mikanbako
https://lemon-no-iremon.com/mikan-gummy
このことについて、以前の記事でまとめています。
上記の除外できないパターンも、Google Tag Manager(GTM)からの設定であれば「/mikan」で指定してまとめて広告除外できるようになります。
今回の記事では、この方法をご紹介します。
まず、前提としてGTMでAdSenseのタグを出力している必要があります。
設定方法は情報が既に大量にあると思うので割愛します。
GTMで、まず[トリガー]→[新規]→[トリガーの設定]→[ページビュー]と選んでいきます。
次の画像のようになるはずです。
ここから「一部のページビュー」を選択し、左のボックスから順に、「Page Path」、「先頭が一致しない」、「/mikan」と入力します。
画像のようになったら、これで保存し、名前を決めるように求められるので適当な名前に設定します。
名前を入れたら保存しましょう!
左のメニューの[タグ]からAdSenseの出力をしているタグを選択し、[トリガー]の設定項目で先ほど作成したトリガーを設定します。
保存します!
あとは公開を押し、バージョン名やバージョンの説明に、後からわかるように適当な内容を入れます。以下は例です。
バージョン名:広告除外設定
バージョンの説明:
AdSenseタグ出力のトリガーを設定。
//まとめて除外
Page Path、先頭が一致しない、/mikan
もちろんここは自由なので、こうでなくても構いません。
あとは公開を押すと、以下の全てのURLでAdSenseのscriptタグが出なくなり、結果自動広告が出ないようになるというわけです。
https://lemon-no-iremon.com/mikan/juice
https://lemon-no-iremon.com/mikan/bako
https://lemon-no-iremon.com/mikan/gummy
https://lemon-no-iremon.com/mikan-juice
https://lemon-no-iremon.com/mikanbako
https://lemon-no-iremon.com/mikan-gummy
トリガーの設定をしていたときにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
個別の除外設定がしたい場合ももちろん対応できます。
例として、/mikachanというページがあり、これも除外したいとします。
ここまでの設定では、/mikan...というパターンでしか除外できないため、/mikachanは除外されていない状態です。
そこで、先ほど作成したトリガーを編集して、既にある設定項目の右にある[+]ボタンを押して入力項目を増やして、以下の条件を追加します。
「Page Path」、「等しくない」、「/mikachan」
こうすると、/mikachanも広告が除外されることになりますので、先ほどと同じく保存して公開します。
このようにして、除外するページをブラックリスト形式で増やしていくことができるというわけです。
他にも後方一致の条件があったりと、かなり柔軟にパスのパターンを指定できるので、AdSenseの管理画面の除外設定で対応できない場合はGTMから設定するようにしましょう。
参考になりましたら幸いです。